1番・2番とも、メロディがこまぎれな割に歌詞のフレーズ単位が大きいので、ビデオに収録されたライブで歌詞を間違えるのは理解できます。取り直ししなかったのはいっそ潔いですね。
サウンドは軽めですが、歌詞の世界は辛いです。アルバム『夢の樹』に収録されているといっても信じてしまうかもしれません。でもって、主に『夢の樹』でよく目にした「他の女性に彼氏を横取りされた」というシチュエーションは、この曲を最後に登場しなくなります。
『liberté』がこの曲で締めくくられているのは、あみん以来の「重くて暗い」イメージとの訣別宣言という意味が込められているものと深読みしたいところですが、いかがでしょうか。
文中、引用符 《 》 で括った箇所は、すべて「月が泣いた夜」歌詞から引用したフレーズです。