アルバム『liberté』を通して聴くと、前曲「ついてない」とこの曲の連携がすごく効果的だと思います。低く立ちこめた雲で薄暗くなった世界に光がさし込むようなイントロ。これで、前半4曲の重さが取り払われたような感じがするわけです。
珍しいのは、主人公自身の語りでなく、視点が《あの子》におかれていることです。こういう曲って他には「夢の樹」くらいでしょう。
《あの子》
文中、引用符 《 》 で括った箇所は、すべて「五月の晴れた空」歌詞から引用したフレーズです。
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